今井祇園/須佐神社

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

階段を登って、登って、登って・・・行き着く場所。
ここが、8月に公演とワークショップとマーケットをやる、須佐神社・大祖大神社。
通称、祇園さま。
子供のころから、よく訪れたところです。
祇園太鼓を教わっていました。
小倉(北九州市)にあるような激しくて勇壮なイメージではなくって、どちらかというと、チンタリチンチン・・・と穏やか~な太鼓でした。

この神社の歴史を聞いてみたのですが、ハッキリ知っている人はいませんでした。
ただ、ずいぶん昔からあることだけはわかりました。
建物は7~800年前からあるそうです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

わたしの住んでいる福岡県の東側の隅っこには、多くの神社仏閣があります。
我が家の1キロ四方内だけでも、神社が4つか5つ、お寺も4つか5つあります。
そして、古い神社が多く、1500年以上の歴史のところが少なからずあります。(「神社」という名前なしだと、きっと数千年前からあったのだろうとわたしは思います。)

そして、どこの古い神社も、いわゆる強い澄んだ気、霊気があります。
その場所の持っているパワーがとても強いでのす。
昨今の日本ではこれをパワースポットと言っているようですが、昔からひとはそれを知っていて、そこに社や岩を建立して祈りをささげたり、神とひとつになっていたのでしょう。
そこを、為政者があとで天皇と結びつけたり、政治に取り込んできたのでしょう。
なんと言っても、神の力とそれを知る人間の力というのは、絶大ですから・・・。
この祇園さまにも、気があります。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

この神社は、地域の守り神ではなくて、北部九州全域の氏神だそうです。
いろいろな神様が祀られていて、スサノオのオオカミ、クシナダ姫のオオカミ、タカミムスビノカミ、など、6つの神様が祀られています。(二つの神社が並立しているそうです)
そして、毎年夏になると、祇園祭という祭りが行われ、広くから人々が集まっていたそうです。
車社会になるつい最近までは、1日以上かけて歩いてくる人々がほうぼうから列をなしてきていたと聞きます。
わたしが幼いころにも、まだその名残があって、美しい山車が列をなし、太鼓や笛の音が鳴り響いていました。
夜に行われる、夜祇園が幻想的で圧巻でした。

ところが・・・昨今は、この神社に参拝に来る人さえ少なくなっているそうです。
なんと言っても、神離れが激しい時代です。
頼みは、目に見えないものより、目に見えるもの。
お金や車やモノになっちゃって・・・・神とのつながりを知るひとが少なくなっているのが第一の理由でしょう。
そして、第二の理由は、そのモノ社会によって、ひとびとの最初の持ち物「体」が弱ってしまっていて、なんと、神社の階段が上がれなくなってしまっているのです!
なので、誰も、この階段を上がってくる人がいなくなっていて、一日にひとり上がってくるかどうか、なのだそうです。
時代というのは、怖いものです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

けれどわたしは、ここでやりたいと思いました。
踊り手というのは、神の使いです。
そして、音楽は神の声。
階段を息をきらせて登って、日常から離れた、霊気の強いところで祈るのが、人間を人間らしくするのだと思うからです。

わたしたち踊り手も演奏家も、日々、体を鍛錬し、こころも研ぎ澄ませていなくてはなりません。
今度来るアフリカの踊り手や演奏家のみなさんは、アフリカで、そして、世界中で、神の声を伝える役目をずっとしてきた方々でもあります。

「階段があるからあそこは嫌だ」
「虫がいるだろう」
「設備の整ったところでやってほしい」
「暗いからいやだ」
「怖い」
このような声も聴きます。

けれど、それでもあえてここでやりたいと思います。
わたしたちは、人間であること=神の存在、であることを改めて思い出さなくてはならない、とても重要な時代を生きていると思うからです。
澄んだ大気と神の霊気の集まる神社で、美しい緑を背景に、これまで多くのひとびとが神楽を舞ってきた神楽殿の床を踏みしめながら踊り、演奏したいと願いました。
そして、みなさんにも、その空間でしか味わえない時間を過ごしてほしいとこころから願うのです。

ユスフ先生も、日本の神社で踊りを教えたり、舞ったりするのは初めての経験だと思います。
沢山の神様と一緒になって、きっと、素晴らしい時間を提供してくれることでしょう。

階段がどうしても不安という方は、裏から車で上がってくることもできます。
ぜひ、この美しい、興奮のるつぼに陥る時間を共有しに、祇園さんまで来てください。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ここが舞台となる神楽殿。後ろの美しい緑が背景になって、特別な空間を作り出します。

4回目のリハ  The fourth rehearsal

4回目のリハを昨日やりました。
先週わたしの不調のためにお休みしてしまったので、ちょっと間が空いてしまっちゃってたし、新しいフリも入ってちょっとぎゅぅぎゅぅの内容でした。
でも、今回からミュージシャンも入って、楽しかった。
これは、ご存じの方はよくご存じのソンソネ(ソンソルネって呼ぶひともいます)って言うダンス。
リズムが結構複雑。
バガ族というひとたちのダンスですが、彼らのリズムはみんな複雑です。
でも、そこが楽しい。

それにしても、天候が妙。
昨日も車を運転していったのですが、すごかった・・・
出た時は曇り、途中から晴れ、そして途中から風がものすごく強くなってわたしの小さな車ごと飛ばされるんじゃないかって勢いでした。
当然、みんな運転がゆるゆる・・・
トラックなんか最低速度で走ってました。
横転したら大変だからでしょう。
途中でいっぱい渋滞してしまいました。
で、風の次はものすごい雨。
どしゃ~~~~~~~って降りはじめました。
で、それが突然終わって、カンカン照り。
もう・・・・・一体全体?って感じですが・・・
今のこの動乱の時代をお天気も表してるな、って感じです。

それにしても雨季が終わってくれないと、こちらは大変。
楽器やチラシや機材などを運ぶのも大変ですし、交通状態も悪くなるし・・・
なにかと手間取ってしまいます。
自然に逆らえないので仕方ないし、梅雨が終わって夏が来ちゃったらそれはそれで暑いんだろうなぁ・・・っても思います。
それでもやはり、雨はなにかと大変。
こうどしゃどしゃ毎日降られると畑仕事もできないし、第一、たまる一方の洗濯物が乾かない・・・!
梅雨、もうそろそろ明けれくれないかなぁ・・・って思いながら過ごすこのごろです。

photo
この山は福岡県を西と東に分けています。福岡市内リハに行くときには必ず抜ける山。この山を越えると、違う文化圏に入るな、って感じがするのと、あと、山の霊気がとてもよくって、特に、帰りはこの道をよく使います。この写真の場所はひとの営みがありますが、ほかは、もう樹ばかり。空気を吸うと気持ちがす~~~~っとします。そして、急な坂道を集中して運転しながら、山の空気に触れると、ごちゃごちゃ考えていたことや、悩みなんかも全部なくなってしまう感じです。

「ここや」さん

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

夏のイベント、神社参道で開催するワイワイ市参加の最初のお店の紹介は、「ここや」さん。
天然酵母でパンを焼いて、民家の軒先をお店に改造して売っています。
今回のイベント会場から数百メートルのところにあります。

ママ友だった三人の女性が、たまたま空いていたお家を利用してなにかやりたいね、ということから始まったパン屋さん。
最初は、お弁当屋さんをやろうか・・なにをやろうか・・となにをやるか決めてなかったのですが、素敵な場所があるので(3人のおひとり和間さんのご実家)、とにかくなにかやろう、と集まって、話し合った結果、天然酵母パン屋さんをやることにしたそうです。
3人とも、家でもともと天然酵母でパンを作って焼いていたのと、パンはお弁当などと違って生ものではないので、ある程度扱いやすいのではないかと思ったそうです。

でも、始めてみると、自分たちでなにかを作りみんなに提供する楽しさはあっても、パンが思うように焼けず苦労したそうです。
最初のうちは、上手に膨らまず、固いパンができていたそうです。
「今でも、発展途上」と謙虚におっしゃっていましたが、このパン屋さん、実はとっても人気です。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA昨日もわたしが訪れたら・・・パンがたったひとつしか残ってませんでした。
閉店時間までまだ時間があったにも関わらず、です。
わたしは、その最後のパンをいただいて帰りましたが・・・相変わらず美味しかった。

使っている酵母は、レーズン酵母、ホシノ酵母、それから野菜酵母だそうです。
パンはもっちりしっかりしていて、適度なかみごたえと柔らかさがあります。
そして、よくあるパン屋さんのように空気がいっぱいで食べても食べた気がしないようなパンではなくって、しっかり「食べた!」って気がします。
わたしが、パン屋さんでそのお店の評価の基準にするのは、メロンパンとクリームパン。(そう、カンパーニュなどのちょっと「専門的な」パンもおいていますが、こういった日本の庶民的なパンもおいているのが、「ここや」の魅力のひとつ)
特にクリームパンは、わたしの採点が辛い(笑)
クリームパンの美味しいお店は、ほかも美味しい、っていうのが、わたしの持論。
クリームパンは生地が柔らかすぎず固すぎず、クリームをしっかりサポートする美味しさで、そしてなんと言っても中のクリームの質がポイント。
ところが、たいていのお店は「あら、ガッカリ」で終わるのです・・・
でも、「ここや」さんのクリームパンは◎!
もちろん、ほかのパンも美味しい。
しかも、お値段もよくある天然酵母パン屋さんのように高くなく、これも庶民的。

人気なわけです。
今年の秋で開店4年目だそうですが、素敵に邁進しています。

その「ここや」さんが、祇園神社のご近所ということもあって、今回の市に出店してくれることになりました。
お店が出るとすぐに売り切れ御免!ですので、ぜひ、早目に足をお運びください。
彼女たちの柔らかい笑顔と、美味しいパンが待っています。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
お店をやっている田村さん(左)と、和間さん(右)もうひとり、現在育児休暇中の田中さんがいらっしゃいます。笑顔のとおりの優しくて美味しいパンを焼いてくれます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

自然酵母ここや
福岡県行橋市元永103-2
電話:0930-22-7850
営業日:水・木・金(午前11時から午後4時くらいまで)

雨のち晴れ

flyers in boxes

先週は慌ただしい1週間でした。ちょっとストレスも高かったです。それで、ブログの更新もできず・・・けれど、週も明けて落ち着いてきて、お天気も良くなったので、ご報告。

まず、チラシとチケットが印刷からあがってきました。やった~って思って箱を開けて中を見た途端に、あれ・・・?あれれれれ?

そう、チケットの材質が思ったのと違い、チラシの情報がわかりにくいものになっていたのです。「ヤバい」って思いました。

ここはいわゆる「地方」なので、全体に高齢化していて、ショウを観に来てくれたり、参加してくれるひとたちの年齢が高いのです。去年のショウに来てくれた方々は、50歳代以上がほとんどでした。子供を連れてきてくれた人や、20代30代のひともいたのですが、それでも全体からゆくと少数。で、チラシの文字を大きめにお願いしていたつもりが・・・・そう、老眼のひとが圧倒的に多いのです。ところが、出来上がりを見てみたら、都会基準の小さな文字になっていて・・・しかも、絵はとても素敵なのですが、情報がわかりにくい・・・せっかく届いたのですが、丸一日落ち込んじゃって、誰にも見せることができませんでした。そう、ひとに見せる勇気がなかったのです。

翌日になって周囲のひとに見せ、町の商店街に配ったら一斉に言われました。

「これ、いつ、どこであるの?」

やっぱり(・_・;)

そうなのです、ひとりを除いた全員に、いわれたのです。

「わからない」って。

で、もう少しこころを許したひとたちにはもっと・・・バシバシに言われました。

「このチラシは間違いだ」

「絵はいいけれど、文字が全然なっていない」

「このデザイナーはプロではない」

「やりなおし!」

「文字が嫌いなのね、このデザイナー。絵には力入ってるけれど、文字、嫌そうにやってるのがわかってしまう」

「表と裏は違うひとが作ったんじゃないの?」

「これじゃ、見てもわからない。いちいち説明してまわらなくちゃいけない。まず、あなたがわたしに説明して。でも、これ、チラシの意味、ないね。」

いやはや・・・教師や医者や劇場関係者やデザイナーばかりなので、目が厳しいのもありますが、わたしもそう思ったので、返す言葉もありませんでした。

けれど、今更やりなおすこともできず、分かりにくい方には申し訳ありませんが、このままゆかせてもらいます。この地方の分には、赤線でわかりやすいように公演情報に囲みを入れておきます。ちょっと見た目が悪いですが、少しわかりやすくなったと思いますので、よろしくお願いします。

改めて、作品を作って舞台に立つだけでなく、その準備から後片付けまでをするインディペンデントアーティスト(日本語でなんでしょう?独立したアーティスト?自営アーティスト?)の大変さを感じています。けれど、少し落ちいて考えたら、受け取り手がすぐ近くにいて、率直な声や反応を直接聞きながら感じながらやれることの大切さと幸せを感じ、今回もよい勉強になったなぁ、と晴れた空を見ながら思っている月曜日です。

改めて情報をここで載せます。

博多公演

日時:8月2日(金) 午後8時半~(午後8時開場)

場所:ライブハウス ピース >>地図

観覧料:3,500円(前売り)4,000円(当日)

博多のチケットはありません。チラシが前売りチケット代わりになりますので、チラシを持ってきてもらったら、前売り料金で入場できます。

行橋公演 

日時:8月3日(土) 午後7時半~(午後7時開場)

場所:今井祇園  >>地図

観覧料:3,500円(前売り)4,000円(当日)

行橋公演には、前売りチケットあります。わたし(makoutamakouta)から、またはメールから(makoutamakouta@gmail.com)も予約できます。

イベント全体の詳細はコチラ>>

訂正とお詫び

flowers

クラス参加費の表記に間違いがありました。申し訳ありません。以下が訂正したものです。(チラシのほうは大丈夫。Facebookのイベントページは訂正ができないので間違えたままになっています。ブログのほうは変更されています。)

5クラス 12,500円 → 5クラス 15,000円

4クラス 12,000円 → 4クラス 12,800円

5クラスのほうの料金が低いな、おかしいな、とは思っていたのですが・・・。ガッカリされたひとがいたら、ごめんなさい。これにめげず、どしどし受けてくださいね。沢山受ければ受けただけ料金も低くなります。それに、こんなチャンスは滅多にありません。尚、クラスは、パック料金で太鼓とダンスのどちらのクラスも受講できます。

ではでは、また次回!

ダンスチームのアイドル  Idol of our team

ダンスチームのアイドル、イっちゃんです!まだ、本名は教えてもらえてません。お名前は?と聞くと、斜め30度下から「なんで?」って瞳で見つめ返してきます。まだ2歳半なのに、おしゃべりがよくできて、とっても賢いイっちゃんです。ダンサーの女の子の一人息子です。早くも、アイドルになっちゃいました。

さて、今週はリハがありませんでしたが、来週はまたあります。振り付け、考えとかなくっちゃ~~~。その次からミュージシャンも参加のリハになります・・・。梅雨に入ったのに、むしむしするだけで、雨の少ないこの頃。なんだか、体がだるくなります。みなさんも、お元気で!

He is our idol, ‘icchan’. He hasn’t told me his real name yet. Every time I ask him, he gives me  ‘Why the hell U wanna know?’ kind of look and never tells me… 😀  He is only 2 and half years old and yet already talks fluently and is very smart. He is our number one idol.

We didn’t have rehearsal this week but we have one next week. I got to think of choreographies. The musicians will be joining us from the week after, too… It’s getting hotter and muggier. Take care every one!

By the way… そうそう・・・

そういえば・・・チケットもできてます。かわいいでしょう~~。わたし、とってもこれ気に入ってます。これは、行橋公演用ですが、みなさん、お求めください。(博多は、チラシが前売り券の代用となります)持ってるだけで幸せになるチケット♡(笑)もちろん、公演を観たら、もっと幸せになります。
By the way… the ticket is ready, too. Isn’t this a sweet ticket? I love this particularly. This is for Yukuhashi show onlyBut it will make you happy just by holding it, I am sure. Of course when you see the show it self it will make you even happier! 🙂
.*For Hakata show, the flyer will replace as an advance ticket. If you bring a flyer, you will be admitted with advance ticket sale price, ¥3,500