WS photos/ワークショップ写真

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暑いですね~~~~~~~~~!
言うのもなんですが・・・・とにかく、暑い!
しかも、この部屋にはエアコンないので、もう、熱風の吹く扇風機ひとつで涼をとりながら、水の入ったコップを傍にこれを書いてます。
家にいても、これじゃ、熱中症になっちゃう・・・(・_・;)
でも、イベントも終わってほっと一安心、今日も元気に過ごしています。

ということで・・みなみなさま、ユスフ先生とエピゾ先生のワークショップと公演は無事に終わりました。
神様に見守られ、みんなの愛と協力によって、良い週末になったと思います。
そして、沢山学びました。
ありがとうございました。
公演の写真は、残念ながら私自身が舞台に立っているためほとんどありませんが(ケータイのほうにあるかもしれないので、あとで見てみます)ワークショップ中の写真が少しありますので、アップします。

It is soooooooooooooooo hot here in Japan.
Definitely over 95 degrees!
And I am feeling completely unproductive but thought I shall put up some of the photos from Youssouf/Epizo’s workops.
Unfortunately,I don’t have photos of the performances since I myself was up on the stage as well 😉
But when I get hold of them from someone (may be my cousin)I will put them up.
It was very hot during the workshop weekend but at the shrine where we had the classes, there was cool breeze and it felt so sweet, protected, watched over by the gods.

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海辺でストレッチのつもりでしたが、時間オシオシであまり時間がとれず。しかも・・・・暑い!8時半や9時なんて時間帯は、もう、真昼と同じ感じ。だから、もし、もしも次回があるとしたら・・・6時半くらいにやらないと無理だな、と分かった次第でした。でも、海は、きれいで、人気もなくとても気持ちのいい時間でした。
We were supposed to have time to stretch and warm up on the beach in the morning. But by 8:30 or 9:00 in the morning, it was so hot we could barely sit on the sand… but it was beautiful and peaceful.

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ユスフ先生の最初のダンスクラス。まだ、それほど生徒さんは集まっていませんでしたが、楽しそうなクラスでした。場所は須佐神社(今井祇園)の神楽殿。公演もやった場所です。ずっと前からひとびとが舞いを待ってきた床は、なにかパワーがあります。The first class by Youssouf. There weren’t too many people yet but they seemed to have good time. This floor is for the traditional Japanese dance and have been used by people for generations. It has a special spirit.

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このおばあさんは、偶然来られた方。いつも、遠方からお参りにきているそうです。息子たちの学業向上のために、裏の神殿の一部を建造寄付したそうです。ユスフ先生のダンスクラスを見ていたく感動してくれ、太鼓の音に聞き入り、「帰りたくないわねぇ。ずっとここにいたい。」と言いながら、しばらくおしゃべりして、名残惜しそうに帰って行かれました。This old lady stopped by without knowing that there was African workshop. She was so happy to see something special and kept saying “I wish if I could stay here for ever. The dance and music makes my heart jump and happy!” It was so sweet./p>

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ちびっこたちも参加。実は、彼ら、わたしの英語クラスの生徒たち。この日は、本当は英語クラスがある日だったのですが、わたしがこちらで忙しかったのと、異文化経験してほしかったので、ダンスクラス参加しました。初めての経験にみんな一生懸命。Little kids participated, too. Actually, they are my English class students. I have classes on Fridays which is the day Youssouf had his first classes. So… I decided they should have a special cross cultural experience! They sure did, I think…

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エピゾ先生のドラムクラス。こちらも最初は参加者が少なかったですが、少しずつ増えてゆきました。難しかった~って言う声も沢山ありましたが、終わった後のみんなの表情は満足げでした。The students said the drum classes were a little too hard for them but in general they seemed very happy and satisfied.

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街から来たダンスチームのアイドルイっちゃんは、見つけたカマキリを怖がりながらご執心。きゃ~こわ~い!!と言いながら、見る~~~、を繰り返してました。好奇心にはいつもちょっとした怖さとワクワクが一緒。そして、それに付き合って隣りにいるのは、いつも一緒の恋人タンタン。

Our dance team idol, “icchan” was scared and fascinated by a bug that he found…! He kept saying “I am scared!” and “I wanna see it more!” Well… aren’t we all like that when we meet something new??OLYMPUS DIGITAL CAMERA

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ワークショップ最終日には、人も増え・・・とうとう、神楽殿に先生がおさまりきらなくなって、下で踊って見せました。この日は、カフェでチラシを見てきました、と飛び入りの地元の方がいらっしゃって・・・・嬉しかったです。By the end of the weekend.. the classes were full and Youssouf had to dance on the ground.

OLYMPUS DIGITAL CAMERAワークショップ最終日には、思い思いに記念写真を撮ったり、おさらいしたり、先生に質問したりして・・・名残惜しい時間を過ごしていました。People taking photo with the teachers, practicing the steps they just learned, asking questions… the last day of the workshop.

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楽しい3日間はあっという間に過ぎ・・・・数日前に出迎えに行った駅に、また送りにゆきました。お疲れ様でした。そして、この小さな町に来てくれて、ダンスと音楽の技とその喜びを伝えてくれてありがとう。The fun weekend passed in a wink! I took them to the station where I picked them up only a few days ago… thank you Youssouf, thank you Epizo, thank you every one to come to this small town to share your knowledge and joy of dance and music.

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・・・・が、イベントが終わっても仕事は終わらないのが主催の常。翌日も、片づけに追われました。まずは、テントにたまった雨を振り落し、テントの解体。But… the reality is even after the workshop is over, our work is not over.Here we are trying to put down the tents.

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太陽ギラギラ The hot sun in the muddy water.

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汗びっしょりになりながら、焼けそうに熱くなっているテントを「アツ、アツ!」って言いながらたたみました。It again was a very hot day and the tent was burning! We were sweating like crazy.

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休憩して、コーラやいろいろ飲んでたら、近所で鶏が鳴いて、向こうにお墓も見えて・・・映画のひとシーンに入ったようで、なんだかとってもシュールな感じがしましたが、きっと、地元の方々にはこれがとっても「現実」なんだな~とふと思ったのでした。As we took a short break, I heard chickens crying near by and saw grave yard in the back ground. It was so surreal and I felt like I was in some kind of movie scene but then I realized it was very REAL…!

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綺麗に隅々まで掃き清めて・・・We swept and swept…

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ゴミも残さないようにひとつひとつ丁寧にして・・・最後にお参りして帰りました。

After cleaning up the whole place, we did prayers and thanked gods for protecting us and giving us such beautiful time.

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若くて寡黙な宮司さんですが、全面的に協力してくれ、とてもとても感謝しています。おかげ様で、良い時間が過ごせました。わたし自身も木々の中で良い時間が過ごせましたが、参加者や出演者の方々から、「大切なものを思い出しました」「忘れていたなにかを取り戻しました」「木々の中で踊って大地と再び繋がれたような気がしました」とメールやメッセージをいただきました。ありがとうございました、宮司さん。そして、神様。

He is the young priest of this old traditional shrine which is said to be here more than a thousand years.. he is very quiet usually and does not say too much. But he is in fact an open minded sweet heart. I thank him for giving us such an opportunity and supporting us all the way.

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ユスフ先生のことなど・・・

8月2日、3日、4日のアフリカンダンスと音楽の情報ページは→コチラです。

ワークショップの予約締切は延期され、今月末までうつけることになりました。
ワークショップ、公演チケット購入の予約、または質問欄はこのページの一番下↓にあります。

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みなさんから、よく聞かれます。
沢山の方から。

ユスフ先生のようなすごい方にわたしが教わってもいいのでしょうか?

初心者なのに・・・
って。

この言葉を聞くと、高橋竹山という津軽三味線の名手が昔いらっしゃいましたが、彼がある音楽雑誌のインタビューでおっしゃっていたことを思い出します。

「最近の若い者は、思い上がっている。三味線を弾いてみなさい、と言うと、いえ、先生のようなすごい方の前ではとてもとても・・・と言う。そんな傲慢なことはない。わたしと自分を比べている。そして、自分は謙遜しているつもりなのだから、お話にならない。わたしがどれだけ修行を積んできたか。そんな若造なんかには比べ物にならないほどの技と経験を持っている。けれど、最近のものは、わたしと自分を比べるのだ。だから、先生のような方の前で弾けない、などと言うのだ。わたしよりできなくて当たり前なのに。見てもらえるだけでもありがたい、と弾くこともできない、傲慢な人間が増えて困る。」

これを読んだときわたしは当時、学生でNYで音楽を学んでいました。
海外にいると、日本の伝統芸能などが珍しく、いろいろと学びたくなるものです。
日本で津軽三味線が流行するよりずっと前のことでした。
NYのラファエットストリートという通りでこの雑誌を読んでいたのですが、そのときの景色や雲の色までハッキリ覚えています。

ドキリとしたからです。
わたしももし同じ状況におかれたら、このインタビューの中の若者と同じような態度に出た可能性がある、と思ったからです。
すごい先生を前に緊張するのは、自分と先生を比べているからだ・・・という事実に衝撃を受けました。

なるほど、そうか。
と思いました。

自意識過剰なのです。
そして、不遜。
アフリカンダンスに本格的にのめり込む前に、高橋竹山さんのこの言葉と出会ったことは、本当に幸運だったと思っています。

少し厳しい言い方になるかもしれませんが、未経験者が参加しても大丈夫ですか?と、聞くことは、ユスフ先生は、未経験者を教える器も技術も持たない先生ですか?と聞いていることと同義だということになります。

また、「ユスフ先生のような有名な方を呼んだら誰でも参加すると思ったから呼んだんだろう。」とこころないメールを送ってきた方もいました。
けれど、有名だからひとが簡単に集まるだろうと期待して呼んだのではありません。
逆です。

ユスフ先生は、有名になるだけの器のある方だからです。
どんな器か・・・。
まず、華々しい経歴を持つギニアの国を代表する素晴らしいダンサーですが、わたしは、それだけでは、このような田舎、ダンス的には非常に難しい場所にはお呼びしません。
彼は素晴らしいアーティストだから、この逆境でも上手にやっていただける、と思ったからこそお呼びしたのです。

彼ほど、生徒ひとりひとりをしっかり見て指導し、生徒の実力を見て安定したクラスを提供してくれる講師は、ほかに類をみません。
これまで、多くの素晴らしいアーティストたちに教えをこい、時には舞台をご一緒させていただきました。
多くの方が「日本で仕事を一緒にしよう」と言ってくださいます
けれど、誰でもいわゆる未開の土地でやってゆけるわけではありません。
才能の多く集まる芸能の街、NYでアフリカンダンスを根付かせ、広げ、いまだもって全米で人気を博するユスフ先生ならではです。
ユスフ先生なら、ここでも大丈夫。
そう思ったのです。

それに、初心者ほど、良い先生に学ぶのがよいのです。
上級者になれば、先生方の良いところを上手に選んで学ぶことができますし、少々教えるのが下手な先生でも、そこからくみ取って学ぶことができますが、初心者にはそれはムリです。
そして、最初から良いものに触れると、ちゃんと基本ができるものです。
言い方を変えれば、「子供は味の初心者だから、まずいもの食べさせておこう。美味しいものなんて、大人になって食べればいい。」という考え方と同じになります。
けれど、味覚も筋力や感性や美的感覚と同じで、鍛える必要性があるので、最初から美味しいものを食べていると、味の分かる大人に自然になるということです。
それで、ほかにももっと条件が楽な先生方は沢山いても、九州の最初の先生はユスフ先生でどうしても・・・と思っていたのがあります。

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ご存じの方は少ないかもしれませんが、ユスフ先生を日本に最初にお呼びしたのは、わたしです。
1994年のことでした。
今回一緒に来るエピゾさんと一緒にお呼びしました。
ところが、エピゾさんは事情で来れず、ベンバ・バングーラさんが一緒に来日されましたが・・・。

その年の日本は、ママディケイタさん、そして、ドゥドゥニジャエローズさんが初来日した、日本でのアフリカ音楽の幕開けともいえる年でした。
けれど、アフリカンを知っているひとは少なく、アフリカンダンスなど見たこともないというひとが圧倒的に多く、もちろん、21日間連続アフリカンダンスと太鼓のワークショップなど、前代未聞でした。

わたしはまだNYに住んでいたのですが、東京の友人(ドラマーの外山明さん)の家に居候させてもらい、まだネットの発達していない時代だったので、東京23区のタウンページを電話局からもらってきて、東京中の劇団、舞踊団、クラブを片っ端から調べて電話し、チラシを置かせてくださいとお願いしました。
ほとんど、すべて断られました。
日本の芸能の世界は閉鎖的なことを学びました。
仕方なく、お金を出して、ダンスマガジンとドラムマガジンに宣伝をうちました。
確か、ミュージックマガジンにも載せてもらったように記憶しています。
J-Waveにもラジオ出演させてもらいました。
友人、知人に協力を頼み、ありとあらゆるカフェや雑貨屋にチラシを置いてもらいました。
(浅草のJPCも全面協力してくれ、ドラムも貸してくれました。)
そして、来日したユスフ先生とベンバ先生と一緒に、そのころアフリカンドラムを始めたばかりだった寺崎さんたちに応援をお願いして、渋谷のハチ公前で叩いて踊ってチラシを配って宣伝してまわったのです。
反応してくれたのは、ほとんど中年以降の方で、やはり、ワークショップには「足腰が・・・」と言ってきてくださいませんでしたが(笑)
それでも、北海道から沖縄まで、延べ120人以上のの参加者がありました。
でも、参加者のほぼ9割以上が、アフリカンダンスは初めての経験・・・。

当時のユスフ先生は、日本ではまったくの無名人でした。

そして、ベンバ先生を助けてクラスの演奏をしてくれたのは、今は日本の音楽界で活躍しているけれど、当時はまだ若く、アフリカンドラムはまだ・・という、外山明、大儀見元、コスマスカピッツア、江川源太などのミュージシャンでした。

それでも、ユスフ先生は、毎日毎日、黙々と素晴らしいクラスをやり続けてくれました。
みんな、笑顔で衝撃を受けて帰ってくれました。
そのとき、クラスを受講したひとで、今もアフリカンダンスを踊っているというひとたちがいるのをわたしは知っています。

だから、お呼びするのです。
ホンモノの名前というのは、そのひとの器のあとについてくるものだとわたしは思います。

みなさん、こころの扉をひらき、こころの首を垂れ、よく見られたい、他の人に迷惑をかけるかも、などという自意識も捨てて、先生を信頼し、自分の中にあるワクワクと新しいものに挑戦してみる勇気を大切にしてください。。

そして、この素晴らしい機会を、おもいきり満喫してください。

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幸運のチケット

8月2日、3日、4日のアフリカンダンスと音楽の情報ページは→コチラです。

ワークショップの予約締切は延期され、今月末までうつけることになりました。
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みなさん、お元気ですか?
この地方は、昨日の雨のせいか、夜とても涼しい風が吹いて、久しぶりに体とこころが一息ついた感じでした。

ところで・・・今回のイベントは神様の膝元でやるせいか、すごく神様に見守られているって感じます。

例えば、「あのひとに連絡しなくっちゃ」と思うとそのひとが現れた、ってことは何度もありました。
衣装作りをあるお裁縫がとても上手な女性に頼もうと思っていたら、電話をしようと思っていたその日に現れたり・・・
何度も、そんなことがありました。

そして、昨日は・・・3日間通しで今月の中旬にワークショップ参加と公演観覧を申し込んでくれていた女性がいたのですが、なぜか、その申し込みのやりとりのメールがわたしのメール履歴から完全に消滅していました。(多分水星の仕業だと思います。つい最近まで水星が後退していたのですが、Facebookでも、メールでも、情報やメールやメッセージが消えてしまった・・・と言う話を沢山聞きました。)
なので、宿泊施設の名簿には彼女を載せていないまま提出していましたし、彼女は参加者の名簿にも載っていませんでした。
ところが・・・彼女から、「わたしは初心者ですが、大丈夫でしょうか」というメールをいただきました。
そこで、発覚したのです!
彼女が漏れていたこと・・・・。

彼女がなぜ、申し込んでしばらく後になってそのようなメールをしようと思ってくれたのかわかりません。
でも、神様がついていてくれてるんだな~としみじみ思いました。
「あのひとにメールしなさい」って言ってくれたような・・・。

そして今日、地元の町で国際交流会というのが催されていると聞き、チラシを置かせてもらおうと思って行きました。
ドアを開けると中には沢山ひとがいて、ちょっとモジモジ・・・ドアのところでしてしまいました。(結構、わたしこれでも引っ込み思案なのです・・・笑)
そうしたら、顔見知りの女性がいて「入っておいで!」と手招きしてくれ、入ってゆくと、その同じテーブルに町長さんがいて、「僕は残念ながら今年は行けないけれど、せっかくだから、みんなに今、宣伝しなさい。」とマイクを持たせてくれたのです。(町長さん、昨年は来てくださいました。)
マイクを持つといきなり緊張が解ける性質のわたしは(笑)、モジモジが消えてペラペラ宣伝しました。
ちょうど新聞記者もいて・・・いろいろなひとが「チラシください」と言ってくださり・・・
そのうえ、フランスに長く住んでいたという地域の青年や、アイルランド人の男性とも話しができ、興味を示してもらい・・・とても嬉しかったのです。
しかも・・・その手招きしてくれた女性は、わたしのこと知り合いだと気づかないまま、単に気になって入ってくるように手招きしてくれていたのだそうです。
やっぱり、神様・・・・!!!

きっと、神様にチケットをもらったひとが、参加し、集まってくるのだろうなぁ、と思っています。

あ・・・!ご報告。

地元出身者が二人、ワークショップ参加を申し出てくれました!
快挙です。
初めてです。
嬉しいです。

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写真の水を浴びている少年たちは、今回のスペシャルゲストとして登場する男の子たち。
これまで、ダンスなんてしたことなかった少年たちが、週に1回30分だけ2か月ほど練習しました。
子供はすごいです。
すいすい伸びる。
子供に、しかも、完全な初心者にフリをつけたのは初めてで、思考錯誤の上やりました。
なので、毎回のようにフリが変わったのですが、ちゃんと最後までできました。
驚き!
昨日は、二人だけの最後の練習。
汗だくだくになっていたので、外に行って水浴びよう!!!と言って、水を浴びさせてあげました。
ちょうど少年が青年期に入ってゆく入り口の彼ら。
表情も子供だったり、大人だったりします。
みなさんも、外に出てホースの水を浴びる・・いかがでしょう?

神の声

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先日、今回のイベントの会場となる須佐神社に行ってきました。
今週末に「祇園祭」があるため、準備が進められていました。
沢山の提灯がノスタルジアを誘いました。

途中に山車があったので、帰りに寄ってみました。
そうしたら、ちょうど責任者のおじさんがいて、山車に上ってもいいよ、と言ってもらいました。
実は・・・これ、女人禁制。
え・・・いいんですか?と驚きながら、梯子を一段一段上りました。
山車は思ったよりも高く、結構怖かった。
同時に、きしむ床と、細部に、ずっとずっとひとびとが守ってきたこころと汗を感じました。
この山車は須佐神社へ奉納されるものです。
毎年、毎年、千年以上そうしてきたそうです。

ところが、日本の神事は女性を不浄のものとします。
だから、本当は女性はこの山車には上がってはなりません。
これは、ヨーロッパでも8世紀ころから始まった風習ですが、男性上位社会が席巻した一部の世界では、女性を神から遠ざけようとしてきました。
そのことに、わたしは子供のころから不信を抱いていました。

幼いころ、須佐神社で祇園太鼓を教わっていました。
けれど、祭になると、祭に出て演奏できるのは男の子だけ。
もちろん、山車には上ることも許されませんでした。
勇壮で美しく夜の闇に浮かんだ山車の上で友達の男の子たちが笛を吹いたり太鼓をたたいたりしているのを見ながら、わたしは、なぜなんだろう・・・とこころの中で唇をかんでました。
今もその風習は変わっていないと思います。
おじさんは「ホントはご法度なんだけどね、登ってみるかい?」と言って、わたしを上らせてくれたのです。
頼んでもいなかったのに・・・
きっと神様が「登ってみなさい」って言ったのだと思います。
そのおじさんを通して。

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その須佐神社でわたしたちは、来週ユスフ先生たちと太鼓をたたき、舞います。
アフリカでも長い間、女性が人前で太鼓を叩くことは許されていなかったそうです。
でも、ギニア国立バレエ団の振付家でディレクターのひとりでもあった、キモコ・サノ氏が、女性も大太鼓を縦にして叩きながら踊ることを始め、それがアフリカ各地、アメリカ、ヨーロッパ、そして日本にも広がったのです。
サノ氏が始めたという年代はハッキリ覚えていません。
多分、70年代後半か80年代の話だと思います。
そのキモコ・サノ氏を身近で知っていましたが、豪快なひとでした。
もともと、森林地方の出身の方で、イスラム文化の影響をあまり強く受けていなかったせいもあると思いますが、多くのタブーを破って改革的なひとでした。
体も、声も、生き方も、すべてスケールの大きな方でした。
伝説的なダンサーだったともいわれ(わたしが知っていたのは晩年で、ギニア国立バレエ団のディレクターでありながら、メルべ・デ・ギニアのディレクターもしていたころ。振り付けのフリを団員に見せる以外は、あまり踊りは踊っていませんでした。)楽器も演奏し、振り付けや舞台構成も画期的なものが多く、特に、女性の力強さを前面に出していました。
彼の振り付けたドゥンドゥンバ(男の中の男!という力強さを表現する音楽。これも、以前は男性だけが踊っていた。)の女性の振り付けは、とってもカッコよかった!!!
生活をともにさせていただいたこともありましたが、食事をするときも豪快な食べっぷりで、イスラム圏ではタブーの豚肉も平気で食べていました。
しかも、太鼓をテーブルにして・・・(笑)
ただ、練習と本番のときの厳しさは並大抵ではありませんでした。

須佐神社で太鼓を叩くたびに、彼の豪快な笑顔と、彼がともに歩いてきたギニアの歴史を思います。
そして、人類の歴史を・・・

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ある女性から先日、「日本人としてアフリカの太鼓や舞いをやるのに、少し腑に落ちないところがある」と電話でお話しがありました。
わたしも、そう思っている時期がありました。
そして自分に、「わたしは本来前衛音楽家であり、アフリカの音楽やダンスはそのための勉強だ。だから、日本人でもやっている。」とどこかで言い訳しているところもありました。
でも、今は思います。
音楽や舞いに国境はない。
なぜって・・・音楽や舞は神の言葉。
神に、国境なんてないからです。
神は、宇宙の存在。
国境を作ったのは、人間の恐怖心と欲で、神ではない。
そして、今、いろいろな意味で疲弊しきっている日本には、アフリカの大地に長い長いあいだ鳴り響き続けてきた音楽、舞は、きっと、大切なものを思い出させてくれる。

アフリカでは、度重なる植民地化や厳しい歴史の中、音楽や舞を含めた神事が生き残っています。
灼熱の中で、大粒の汗を流しながら、全身を使い、魂をゆさぶりながら、舞い、叩き、吹く。
人間として生きる厳しさの中に積極的に見い出す喜びと、活きることへの肯定感が音楽と舞に溢れている。
人間としての健やかな魂が生きている。
神の声が宿っている。
そこには、疲れ切った肉体と魂を慰め、勇気づけてくれる力があると思う。
そして、教えてくれる。
わたしたちは、ひとつなのだ、と。
音楽に、舞に、神に、国境なんてない。
そして、性差もない。
そう、教えてくれる。
わたしはそう思うのです。

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この地方、今日は久しぶりの雨です。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
わたしは、準備のため、佳境にはいっています。

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ワークショップやります。締切日、延長しました!

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イベントの会場となる須佐神社/今井祇園では、今週末祇園祭が行われます。そのため、こうしてあちこちに飾りがつけられ、祭にむけて準備が進んでいます。なんだかこころが晴れやかになり、そして、すっと引き締まり、深呼吸しました。

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ワークショップをやるか、キャンセルするか悩んでいました。→以前のポスティング
でも・・・・やることにしました!
ワークショップは予定通りやります。

実は、宿泊施設のほうからちょっとプレッシャーをかけられていて、早く宿泊者の名簿を出してくれ、出さなかったらキャンセル料を市外料金でこれだけ払ってくれ、と言われたりして・・・その金額がまた高くって、唖然としていました。
しかも、この地域から参加するひとがほぼ皆無。(・_・;)

なんのために、ここでやっているのだろう・・・と哀しくなっていました。
そして、せっかく遠くから来てくださる先生方に申し訳なくって・・・これだったらやらないほうがいいのではないか、と思い始めていたのです。

けれど、遠くからの参加者たちがいます。
近場では博多、宗像、それから大分市、神戸市、広島市、長崎県などから、時間をかけてやってくるひとたちがいます。
彼らのためにもやりたいと思いました。
そして、この近隣のひとたちも、みんなで汗を流しながら、太鼓をたたき、太鼓の音にあわせて踊っている姿をみたら・・・あの急な階段を上がってきてくれるようになるかもしれない。
公演でプロが踊ったり叩いたりするのを見るのと、また、違う印象を受け、これなら、自分もやってみようか・・・そう思ってもらえるかもしれない。
そう、考えたのです。

ですので、やります!!!!

そして、宿泊施設にもお願いして、宿泊予約の締切を延ばしてもらいました。
ですので、7月30日まで予約可能ですので、まだ、迷っている方がいたら、ぜひ、参加してください。
みんなで、神様の懐で、すてきな時間を過ごしましょう。
そして、少しでも宿泊者が多いほうが、こちらもキャンセル料を払う額が減るので、助かります。
みんなで、一緒に寝食を共にしながら、3日間のマジカルな時間を過ごしてください。

宿泊施設の予約締切は7月29日まで。
そして、ワークショップ予約締切は7月31日までとします。

みなさん、どしどし予約してください。
そして、情報を拡散してください。

よろしくお願いします!

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ワークショップおよびチケット予約、そして質問のある方は下のフォームからどうぞ。

階段を一歩一歩のぼろう

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今日は、参院選ですね。
どうなるでしょう・・・
わたしの周りの友人たちは、日本をよりよく、住みよい、楽しい国にしたい、と一生懸命がんばってます。
戦争はやめよう、多くのひとびとの命と健康を脅かして、一部の企業人と政治家だけの私服を肥やすような原発はやめようって。
福島があんな状態になって、閉塞感と不安に包まれたひとでいっぱいの日本に遅れてきた革命を・・って。
特に、都市部の、東京の友人たちですが・・・

でも、残念ながら、わたしは多分、今回の選挙で大きくなにかが変わることはないような気がします。
なぜって・・・地方に住んでいたら、わかるのです。
みんな、8月のイベントの神社の階段を上がるのさえ躊躇するのです。

「あの階段を上がって行かなくっちゃいけないの?ムリムリ!」

別に、一生その階段を上がったり下りたりしろって言ってるわけじゃないですし、よほどの重病人じゃない限り、頑張ればだれでも上がれる階段なのに・・・上がらない。
誰も、がんばりたくないのです。
ワークショップの申し込みや問い合わせは、地元のひとは「ゼロ」
昔からの友人がひとりだけ、もしかしたら、1クラス受けるかも・・・
もう、笑っちゃいます。
ある程度は予想してたんです。
田舎のひとは、全然運動しないし、車使ってるので歩くこともしないから、体が衰弱してるから、公演には来てくれてもワークショップは数が少ないかも知れない。
外から来る人のほうが多いだろう。
でも、ゼロ・・・?

笑えない状況ではありますが、笑うしかないでしょう。
ハハハ!!

そう・・・特に田舎のひとには、現況を変えようとするガッツや、スピリットはないと感じるのです。
地元の神社の階段を上がる勇気さえないひとびとが「日本を変える」「幸せになる」
???
ありえない、ありえない、ないっしょ、とわたしは思うのです。
そして、政治の話をすると「左翼?」「危険思想?」「もしかして、共産党員??」と、田舎のひとには、まるでファシズムが日本をとりまいた戦時中のような反応を示す人もいます(びっくりしたけど、ほんと。笑)
都市部のひとにしたら笑えるかもしれませんが、田舎は、都市部の100年くらい意識が遅れています。(原発反対のひとたちを「左翼」と呼んだ阿部首相もやはり山口県の田舎のひとなのだということです)
そしてね・・・なにがこの話の重要なポイントかというと・・・多くのひとが誤解してると思いますが、日本は、東京を中心になんか回ってないのです。
地方を中心に回ってるのです。
いくらテレビがトレンディな代官山のカフェを紹介しようと、ハチ公前の志ある若き芸能関係者の命かけた政治演説で盛り上がっても、みどりの党が立ち上がっても・・・
ものすごく肝心な現実を多くの人が忘れてるのです。
東京には「たった」1200万人しかいないのです!
あとの一億人は・・・田舎にいるのです。

そして、彼らには、「緑の党」の意味はわからないのです。
だってね、だってね、緑「しか」田舎にはないんだよ。
緑の党・・・え?ってとこなの。
緑のどこが改革的なわけ?
ドイツのマネしてることにさえ、多くの人は気づかないと思う。
日本は水と空気にすごく恵まれてて、緑いっぱいなんだもの。
それに、田舎のひとにしたら、手入れしなきゃいけない厄介なものが緑なの。
だから、庭の周りはコンクリートで固めて、樹の一本も草の一本も生えないようにする人も沢山いるの。
夏になると、草採りが大変なの。
山は誰も「緑」の手入れしないから、荒れっぱなし。

ハチ公前?
ハチ公ってなに?
なんの蜂?
ってとこです。
そして、そのようなひとたちが一億人いるのです!!
ハチ公前の様子

当然、圧倒的に地方のほうが政治力あるのです。
数の上で完全に上回っているし、地方のひとが「じゃ、今年は自分たちの命削ってまで電気送らないし、野菜も送らない」って言ったら、完全に中央は麻痺してしまうんんだもの。
それに、地方が滅亡したら、東京は数日で滅亡するけど・・・東京が滅亡しようと、地方は滅亡しないのです。
食べ物あるし、土地もあるし、空気もある。
そんな彼らが、緑の党や、見も知らぬハチ公前の盛り上がりを気にするか・・・
アフリカンダンスと同じか、それ以上に「異質」なもので、気にしないというのが、わたしの見解です。
そして、残念ながら、そう、とっても残念ながら、自分たちが政治力も経済力も、その鍵の全部を握っているということを、地方のひとは気づいてないのです。
そして、そして、「有事」が起こると、自分たちが、戦争で前線に立たされて痛い思いをし、毎日放射能浴びて苦しみながら死んでゆく・・・。

しかも、その現実をよく知り尽くした、政治は知らなくても、懐柔戦には百戦錬磨の自民が、地方では圧倒的に強い。
だから、わたし、今回の選挙でもあまり大きくは変わらないと思うのです。

今回のイベントをやってみて痛感したのです。
みんな、とりあえず毎日ごはんが食べられて、とりあえず暑くもなく寒くもなく、とりあえず生きられればいい。
自分のことと、とりあえず・・でいっぱいで、それ以外のことに関心がないのです。
日常の習慣から離れたものへの関心の低さと、守りの固さを見てしまいました。

だから、今回の選挙は大きくなにかを動かすことはないと思うのです。
1億人の不安に取り憑かれたひとたちの住む地方にいるからこそ予想してしまうのです。

それでも、それでも、思います。
少しでも、都市部だけでも、田舎でもほんの少しだけでも、意識が少しずつ変わっているだけでも今回は良しとしなくてはならない。
ワークショップはゆかないけれど、公演は観るというひとがいるだけでも良しとしなくてはならない。
そして、ワークショップの見学無料なら、孫を連れてあの階段を上がってみてみようか、といってくれたひとがひとりでもでもいたことを良しとしなくてはならない。
太鼓の音につられて、もしかして階段を上がってくるかもしれない人たちに、遠くから来てくれるひとたちと一緒に作る楽しい時間と汗と笑顔を見せられるだけでもよしとしなくてはならない。
そうしたら、階段を上がる勇気を持つ人がひとりでも増えるかもしれない。
遠くない未来に、奇跡が起こるかもしれない。

だから、今回の選挙で大きくなにかが変わらなかったとしても、あきらめてはいけないと思う。
希望のひかりを持ち続けなくっちゃ・・・。

さて、今日もこれからまた8月のイベントに向けてがんばります。
みなさんも、暑い一日元気でお過ごしください。

5度目のリハーサル / The fifth rehearsal

Musicians: Hiroki, Takao
Dancers: Tantan, Eriko, Kaoru (from left to right)

先週の金曜に行われたリハーサルの様子です。
曲と曲の変わり目を決めているところ。
この日はとても暑くて、ここから博多への道のりは灼熱で、まるでバーベキューグリルの上にいるような気持ちでしたが・・・相変わらず、リハは愉しかったです。
ただ、わたしが、このイベントの宣伝、全体の準備で忙しく、ダンスのフリや音楽についてあまり考える時間がなく、自分で振り付けを考えておきながら、忘れちゃったりして・・・・(・_・;)
でも、相変わらず、ダンサーのみなさんが、ちゃんと覚えていてくれて・・・!助かりました。
こんなところが、日本のひとたちのすごいところだとつくづく思います。
もちろん、アフリカのダンサーもアメリカのダンサーもちゃんと覚えます。
でも、この短い練習期間で、いつも唐突にフリが決まるのに、しっかり自主練してきてくれている・・・素晴らしいです。
こんなに真面目でリハ前にしっかり自主練やってくる国のダンサーたちってなかなか他ではいません。
これは、東京でも大阪でも同じです。
他の国に住むのが難しくなるかも・・・(笑)
とにかく、彼女たちには感謝してます。

そうそう、チラシに私の名前も役割もほとんど書いていないし、これまでも、あまり言ってきませんでしたが、今回は、振り付け、構成、わたくしマエダカオルことマクタ(これ、アフリカ名)がやっています。
そして、ダンスは、福岡を拠点に活動している、劇団アフリカの主要メンバーのダンサーたち。
Rumiko, Tantan, Erikoさんが踊ります。
(・・・あ、わたしも一緒に踊ります。)
演奏は、これも福岡を拠点に活動している、ミュージシャンたち。
村井ひろき、寺崎たかお、そしてYujiman。

そして、ユスフ・クンバッサ、エピゾ・バングーラ、シボ、カラモコ・バングーラ、の4名のアフリカのアーティストたちと共演します。
今回は、ユスフ先生たちの到着がイベント直前となり、リハーサルの時間があまりとれないため、日本人勢で先に基本を作るために練習しているわけです。

まぁ、そんなこんなで、福岡県の東の端っこから、西の端っこまで車を走らせリハーサルをしてきました。
次回が最終リハとなります。
きっと良いものになると思います。
そして、そのためにがんばりますので、みなさんよろしく応援お願いしま~す!!

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OLYMPUS DIGITAL CAMERA左から、ひろき君、Rumiko, たかお君  @ピース 他のメンバーは、急いで帰る用事があり、写真には写っていませんが、みんな、大切な仲間です。今回も協力してもらいますが、九州で太鼓とダンスを守ってきているアーティストたちです。近日中に、プロフィールをアップします。

・・・・・・・・・・・・・・・
公演チケットおよびワークショップの予約、または質問などありましたら、下記のフォームから💛

ワイワイ市その二:Rumikoのギニア部屋

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今回紹介するのは、ダンサーのRumikoのお店です。
彼女は、ギニアダンスのダンサーで、ギニアによく渡航します。
そして、ギニアのグッズが大好き。
ギニアには、カラフルでパワフルな雑貨や布や小物があふれかえっています。
まるで、ギニアのひとたちの笑い声や、大地を踏みしめて力強く歩く姿が伝わってくるようなものばかり。
明るくて、ポップで、圧倒的な個性があります。
ヨーロッパやアメリカでは大人気で、トップデザイナーたちがこぞってこのところよく取り入れているアフリカのデザインです。
わたしもアフリカには何度も足を運んでいますが、買い物が苦手で、いつもほとんどなにも買ってこないのですが(いつかセネガルに行ったときは、歯磨きの棒一本しか1か月の間に買わなかった・・・)、Rumikoはとてもセンスよくいろいろなものをセレクトして持ち帰っています。
写真の彼女が来ている素敵なサマードレスも、仕入れた布で自分で仕立てたものだそうです。

なぜ、わたしが買い物が苦手か・・・って?
いや、もともとあまり好きではないのですが、アフリカでの買い物は、もっとも苦手とする分野のひとつ。
ほとんど格闘技なみの体力とモノを愛する気持ちが必要とされます。
わたしにモノを愛する気持ちがないわけではく、かわいいものや、美しいもの、大好きなのですが・・・いやはや、そこまでの情熱にかけているようです。
なんと言ってもアフリカでの買い物は大変。
まず、交渉しなくてはなりません。
一定した価格なんてありません。
もちろん、株式市場なんてものもありません。
なので、相手を見て値段が決まります。
そして・・・日本人のようなGNP値の高い、お金持ちを声だかに自慢しているような国からゆくと・・・・地元のひとの買う値段の数倍も、時には10倍にも値段がはねあがるのです。
まぁ、それにはそれなりの背景があるのですが。
だって、アフリカはめちゃくちゃ世界に搾取されてますから、どこかで巻き返さないといけないし、だいたい、値段が一定というのも実は妙な話なのです。
相手や状況にかかわらずいつも同じ値段っていうのは、ほんとは不自然。
ただ、わかってはいても・・・わたしのような面倒くさがりには、アフリカでの買い物はほぼ不可能なのです。

ところが、そのようなことが得意なひとたちがいます。
周りにも、アフリカングッズの輸入業をやっているひとたちがいますが、スポーツのように汗をかき、つばを飛ばしながら(?)、人とモノとホコリでごったがえず市場(マルシェ)で交渉をし、仕入れ、そして、両脇にそれらグッズを盗まれないようしっかりと抱えて、おんぼろタクシーに乗って宿泊場所へと帰るのです。。。。
そして、長い長い飛行機の旅を大量の荷物と一緒に、税関を何度もくぐりながら遠い日本へを運んでくるのです。
それはそれは、尊敬に値する大変な作業です。
度胸と情熱と愛がないとできない。

Rumikoもきっとそんなひとり。
わたしもずっと「あのバケツ、あのやかん、いいな~」と思いながら、10度もアフリカにわたりながらついに一度も買ったことないものをちゃーんと入手して帰っています。
「ただのプラスチックのバケツ」ですが、「ただのプラスチックのバケツ」ではないのです。

布も同じ。
アフリカの布はすてき。
メチャ、かわいい。
しかも手染めの布も多くあり・・・希少価値です。
西アフリカの布には、バゼンと呼ばれるものと、バーニュと呼ばれるものに、大きく分けて2つのタイプの布があります。
どちらも、日本で買うと非常に値段がします。
1メートル5,000円くらいするのもざら。
「アフリカで買ったら安いんでしょう?」と白い眼を向ける人もいます。

でもね・・・・

ちょっとその前に考えていただきたい。
だってね・・・行くだけで、交通費だけで費用がかなりかかるんですよ。
ヨーロッパの向こうなのですから・・・
そして、行ってからがまた大変。
言葉、文化、風習、ことごとく違い、生活条件も非常に厳しい中で、マルシェに足を運び、選び、けんけんがくがく交渉して、入手して、運んでくる・・・
・・・価値がわかっていただけるでしょうか。

ぜひ、手にとってみてください。

なんだ、なんだ、この魅力は???ってたちまち惹かれることでしょう。
そして、アフリカの喧騒とみなぎるエネルギー、そしてそれを運んできた彼女の情熱と勇気をきっとあなたも感じることでしょう。

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Rumikoのギニア部屋の出店は、8月3日です。
お見逃しなく。

大人のみなさんから・・・

今日は体のお話をしたいと思います。

わたしは長い間体を使う生活をしてきました。
来る日も来る日も激しいレッスンを重ねました。
お休みは週に一度あるかないか、でした。
そのおかげか、基礎体力があります。
そして、基礎代謝もあります。
基本的に、痩せたいと思ったら、数日から1週間食事を減らせばすぐに痩せます。
世の中の多くの女性が、体型や、体重のことで悩んでいるようですが、わたしはあまり悩んだことがありません。
一度、過労で倒れ「絶対安静」を命じられ、1年以上踊らなかったら・・・体重は増えませんでしたが、筋力が減り、だらり、とした体になったときは驚きましたが・・・
(過労になったのも、ダンスをそれまでのようにできなかったことがストレスにもなっていたようです。)

ひとの体は、そのひとの生きてきた歴史を表すと思います。
どんな動きを毎日の生活の中で繰り返してきたか、どんなこころで過ごしてきたか・・・が体つきに現れます。
ずっと座って、股関節や腹筋を使わないと、どうしてもお腹周りに脂肪がたまります。
前かがみになっていると、背中もお腹もゆるみます。
もちろん、歩かないと、てきめん、太もも周りが緩みます。

体というのは正直なものです。
そして、体とこころは連動しています。
体が緩むとこころも緩むし、こころが緊張すると体も緊張する。
そして、なんと言っても、体力が衰えるとひとは不安になります。
そして、不安になると体も衰えてゆく・・・。

今回のワークショップの参加申し込みの数が少なくて、こちらもどうしようかと悩んでいることは前回のポスティングにも書きました。
そして、ちょっとした傾向にも気づきました。
これは、田舎の特徴かも知れませんが、親や祖父母が子供たちにレッスンを受けさせて、大人の本人たちは受けようとしないことです。

けれど・・・冷静に考えていただきたいと思います。
子供に良いものを与えたり、素敵なチャンスを与えるのは大人と社会の仕事と責任でもあり、素晴らしいことです。
けれど、けれど、けれど・・・です。
本当に運動が必要なのは・・・?
多分、大人です。

そう、みんな、年をとります。
25歳を過ぎたら、人間は成長ホルモンが著しく低下し、いわゆる老化が始まるわけです。
そうなると、体を使い続けないと、どうしても、衰えは進むばかりです。

特に今のこの社会では、子供のころからずっと運動が禁じられ(ほとんど同じ机でじっと毎日何時間もじっとさせられている)大人になってもその生活状況は変わらず、肉体労働者にならない限りは肉体を使いません。
肉体労働者になったとしても、同じ動きを繰り返したり、ムリな動きをするので、体を壊すひとも少なくありません。
また、車社会なので、どこに行くにも足を使わずに、機械の力で前に進んでいます。
現代人で健全な肉体(=こころ)の持ち主は希少価値になってきています。

なのに・・・なのに、長生きだけはするんです。
そうなると、どうなるか。
可愛くて仕方のない子供たちに、世話をかけてしまうことになるのです。
・・・自分でまともに自分の便の世話もできず、お風呂にも自分で入れなくなるのです。
これ、親不孝ではなくって、子不幸です。
いくら、今、5歳のかわいいわが子に太鼓を叩かせたり、ダンスを踊らせても、その感受性と筋力を。親の下の世話に使わせるようなことになったら・・・悲しくないですか??

30代だから、まだまだ心配しなくていい、って思ってるでしょう???
いえいえ、20代でも恐ろしく老化しています。
子供を産むのにさえ差しさわりのある体の方が大勢いる、と産科の熟練看護師さんから何度も聞いています。
(骨盤のゆがみ、基礎体力の欠乏、若くして肉体の老化など)
わたしも、自分のレッスンに来た女の子たちのあまりの体力と肉体的カンのなさに、唖然とすることがよくありました。

みなさん。
ぜひ、ダンスしてください。
ジムに行って、もくもくと自転車をこいだり、バーベル持ち上げたりするより、ダンゼンやりやすいですし安全です。
なんといっても充実感があります。
アフリカンダンスのように、人類の歴史を長く生き残った動きには、ひとに自然で、体に良い動きが沢山残っています。
そのことについては、また書きます。

なんにしろ、子供に受けさせて自分は見学していよう、とお考えの方々・・・ご自分から、または、ご自分も受けてみてください。
これから、体力のいる時代へと入ります。
体力なしには子供も育てられないですし、未来へ歩いてゆく足を鍛えることもできません。
と、言うより、体力がないと、未来の不安と不幸はほぼ保障されたようなものです。
未来の大人、子供たちにも迷惑をかけることにもなります。
そして、子供にとってなによりの幸せは、大人が生き生きとしていて、健康で、幸せであることです。
大人が笑顔で踊っていたら、子供はレッスンを受けなくても、その横で勝手にステップを覚えるものです。
(これまで東京でもレッスンを教えてきましたが、子連れのお母さんたちがレッスンを受けると、傍で見ていた子供が先に覚えていました。いきなり帰りの駅のホームで子供が踊りだして「あらあなた、いつの間に・・・」って(笑) そんなもんです。)
お子さんに経験させるのも素晴らしいです。
けれど・・・まず、大人のみなさんから受けてみてください。
そして、体を動かす喜び、子供に笑顔を見せられる喜び、そしてその責任と充実感を感じてみてください。
ユスフ先生から第一歩を始めるなんて・・・こんなラッキーなこと、ありませんから💛

ワークショップ予約のお願い!

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こう毎日続いたのでは、言うのもはばかられますが・・・暑いですね~~。
今日は、このところより少し風があってましな気がしますが、それでも、平気で毎日30度を超えてくれます。
みなさん、お元気ですか?
わたしは、毎日、8月のイベントのために、奔走しております。
チラシを配ったり、当日手配のためにいろいろなひとにコンタクトをとったり・・・そう、振り付け考えたり、衣装の手配したり・・やることいっぱいです!!

ところで・・・大切なメッセージがあります。
なんと・・・ワークショップの申し込み数が現在のところ、とても少ないです!!!!
これはまずい。
大御所のユスフ先生をこのような少人数で教えていただくわけには・・・

わかるんです。
九州のみなさんがダンス自体にあまり馴染みのないこと。
または、「ワークショップ」というかたちの短期集中講座は、特にこのような田舎の人々にとっては、あまり慣れていなくって、ちょっと敷居が高い感じがするってことも・・・「わたしなんか行っても・・・」ってひいてしまうことも・・。
ダンスの馴染みがあるとしても、盆踊りか、それもほとんど実は踊れないか、見たことがあるとしても、最近学校でも取り入れられ始めているヒップホップや、みんなに人気の「少女時代」の動きくらいってことも。
でも、ヒップホップも「少女時代」も、「エクザイル」も、みんなみんな、もとはアフリカが源流なのです。
(世界史を思い出してください。アフリカ、アメリカ、ヨーロッパの歴史です。現代西洋音楽とダンスの源はみんなアフリカです。)
盆踊りだって、アフリカンと遠いものではありません。

そして、ユスフ先生は、そのアフリカを代表し、アメリカで一線でやっておられる一流のダンサーであり講師です。
説明するのも口幅ったいくらいで・・・いったいどこから説明したらいいのかわからなくらいです。

上手な先生に教えてもらうことは、人生の宝となるだけでなく、多くを学ぶことができます。
下手な先生に100回教えてもらうより、上手で、しかも一流の先生に1度教えてもらうほうがどれだけ学べることか・・・
それに、ダンスに触れたことのこれまでなかった人も、テレビを何十時間も見るより、ホンモノに1度でも実際に出会うことのほうがどれだけの力になるか・・・

みなさん、やってみてください。
すばらしい、ダンサーに出会い、自分の体と向き合い、体を動かすことの喜び、足腰を鍛えておくことの大切さ、太鼓の生音に載せて動くことの興奮と幸せを味わってみてください。
そして、生きる充実感と幸せを思い出してみてください。

しかも、これも素晴らしいミュージシャンのエピゾ・バングーラさんをはじめ、何人ものミュージシャンの生演奏でダンスができるのです。
太鼓や木琴の音を聞いているだけで、自分が踊れてるか踊れてないか、なんていちいち考えるひまもなく、興奮と喜びの時間がすぎてゆきます。
アドレナリンいっぱいになって、「生きててよかった~~~」って笑顔になります。
それに、こんな素晴らしいアーティストたちに身近に触れられる贅沢な機会・・・滅諦に経験できません。
高いと感じているひともいるかもしれませんが、受講料も観覧料もとても低くおさえてあります。
少しでも多くの人に、「ホンモノ」に触れてもらいたいからです。

もし、あまり参加者が集まらないようでしたら、最悪の場合、ワークショップだけキャンセルになるかも知れません。
この数日の動きをみて、決めたいと思います。
遠くから来てくださるユスフ先生に失礼をできないからです・・・。
でも、そんな残念なことにならないよう、こちらも努力しますので、考慮中の方、興味のある方、異文化に触れたい方、ワクワクする興奮を味わいたい方・・・みなさん、登録してください。
本当の異文化交流、体とこころとの出会い、神さまとの会話の瞬間、喜びの時間・・・みんなで実現させましょう。

予約先は、
メール:makoutamakouta@gmail.com
または、下記の入力フォームからも申し込みできます。
お名前、受講したいクラスを記載の上、お送りください。

Hope to see you all next month!

K

・・・・・・・
写真上は、最近友達になったgigi(ジジ。ジィジではありません・・)
一緒に、あと数週間の準備について、地元の喫茶店(カフェではなくって、「喫茶店」これがイイのです。)で話し合っているところ。
彼女を始め、多くのみんなが協力してくれています。